ベトナム経済の今とこれからの伸びに期待

近年のベトナムの経済は好調です。IMFの予想では2015年のベトナムのGDP成長率は5.6%となっています。これは2011年以降で最も良い数字です。同国の主要産業は農林水産業、鉱業、軽工業で、GDPの規模は約1878億ドル(2014年)、貿易額は輸出が1501億ドル、輸入が1480億ドル(共に2014年)となっています。主要な貿易品目は輸出が、携帯電話及びその部品、縫製品、pc・電子機器及びその部品、履物、水産品などで、輸入が機械設備及びその部品、pc・電子機器およびその部品、布地、携帯電話及びその部品、鉄鋼などです。ベトナム経済はアジア経済危機の影響を受け、一時的に成長が鈍くなっていたものの、それ以降は好調を維持しています。海外からの投資を呼び込み、工業化を軸とした成長戦略が功を奏したといえるでしょう。また、ベトナムでは2000年代後半から不動産や、食品などの物価が高騰し、インフレが問題となっていましたが、これも政府のインフレ対策により、解決しつつあります。2011年には18.7%だった消費者物価指数は、2015年のIMF予想では5.2%に下がっています。さらに、経常収支についてですが、それまで慢性的に赤字だったものが、2012年以降は黒字に転じています。そして、自国の通貨安の問題も、最近ではレートが安定してきています。これは、同国経済の基礎的要件が改善されてきた現れであるといえます。